洛北史学会第11回大会・「始末記」

洛北史学会も1999年の創設以来ちょうど十年、11回目の大会は「社会の変容と『食』」というテーマで行われました。どうやら盛り上がったようですが、テーマがテーマだけに、「途中でお腹が空いて困りました(笑)」というコメントも、後でちらほら聞かれました。いずれにせよ、聴衆も結構来ていたようで、喜ばしい限りです。なにより私も一枚かむことになってしまったPAに問題が一切発生しなかったと報告がありまして、至極安心いたしました。
さて、何故、全て他人事のような伝聞体で書いているのかといいますと。
実は私、14時から18時まで、IELTS対策講座のため、大阪の梅田にいたのです。従って大会の最中は京都にはいませんでした。午前中に準備の状況を様子見した後、梅田に行きまして、4時間授業。そして終了後、阪急で懇親会会場に駆けつけたという次第なのです。断っておきますが、単に酒を呑みたかっただけ、ということでは絶対にありません。なにしろ報告者4名のうち西洋史の方が二人、にもかかわらず懇親会には西洋史関係の院生が、私が行かなければ皆無・・・という、大恥をさらしかねない事態で、本報告を一切聞かないのに懇親会には偉そうな顔をして出席という、どう考えても間違いだらけの行為の強行に踏み切った次第です。ですが、日本史・中国史の院生や先生方だけで十二分に対応していましたので、私の危惧は(予想されたことではありますが)杞憂に終わりました。個人的には、久方ぶりにお会いした大先輩のY崎さんに挨拶したり、報告者のお一人であるY辺先生の「イタリア史研究の手薄さに対する問題点の指摘」を拝聴して納得したりと、非常に充実した懇親会でした。
それにしても、いろいろと非常事態連発、エディンバラにいた時に私の所にも問い合わせが来て愕然とさせられたこともありましたが、盛会に終わったのならば満足です。報告者の先生方も今回の事務方の対応は手放しで絶賛しておられましたので、良かったのではないかと思います。