宵山は酔いヤマ場

バイトが7時に終了後、急ぎ向かったのは四条界隈。お目当てはもちろん、祇園祭のハイライトのひとつ、宵山。・・・しかし、人でごった返す四条通を尻目に、必死で「ある本」を探し、四条のdanという本屋で、やっと見つけました。探し回っていたのは次の一冊↓

完全版 アレクサンドロス 世界帝国への夢

完全版 アレクサンドロス 世界帝国への夢

先日のid:t-kawase先生の叱責がコタえた・・・というのもありますが、いろいろと考えるところがあっての購入となりました。初見の際の感想では、この本は名著の誉れ高い、大牟田章先生の『アレクサンドロス大王―「世界」をめざした巨大な情念―』を基礎としつつ、森谷公俊先生の諸著作などにも良くあたった、非常に手堅い作品、というものでした。そのまま買わずに放置していたのは「元ネタ」を大体手元に置いているという理由に基づいていましたが、日本における漫画の影響力を考慮するなら、本書が日本における大王の「ベーシック・イメージ」を作る可能性は高いわけです。そんなことも考えて、手元に置くことにしました。
最大の理由は、安彦大神を崇め奉る私が、この本を持っていないのは恥以外の何物でもない、というところにありますが*1
さて、今日は8時頃に友人S井君、後輩N村さんと合流、一緒に祇園祭宵山を見物して回りました。ベストは宵々山、というのは京都在住者には共通認識であるのですが、今回は色々ありまして、宵山見物となったわけです。写真を撮ってfacebookにアップロードするという目的もありましたから。

それから、話の流れで、ついでにこちらもどうぞ↓

画像が出ない!清水新書で未だ定価購入が出来るはずです。アレクサンドロス大王について、おそらくは日本で最初の本格的な伝記です。大牟田先生は他に、アッリアノスの『アレクサンドロス大王東征記』の翻訳を、岩波文庫から出されています。

*1:そんなわけで先生、どうぞ破門を解除して頂きますよう、伏してお願い申し上げます