京都文化博物館特別展「いけばな 歴史を彩る日本の美」

昨日はレヴィ=ストロースの訃報にすっかり気を取られてしまいましたが、文化博物館に所用のために立ち寄った際、現在行われている特別展の「いけばな」展に足を運びました。
巡回展ではないためか、あまり宣伝も派手ではないためか、来ているお客さんの数は多くありませんでしたが、これは非常に見応えがある展示会でした。「いけばな」という文化に関連した資料を、これでもかというくらいに集めて解説しておりまして、その資料も絵画・貴族などの日記・昔の絵入り本など、かつての「いけばな」の様態を我々に伝える資料、そして銅器や陶磁器など飾るための器、そして往古の絵画資料をもとに再現した生け花の展示など、盛り沢山。立ち止まって思わず唸ること幾たびか。これだけ多様であるがゆえにこそ、逆に宣伝がしにくいのかなぁ、客たる我々に、足を運ぶ意欲をかきたてるような宣伝がしにくいのかなぁ、と感嘆しながら思いました。
3階の美術工芸品展示室では「日本画展」というのをやっていて、要するに日本の有名な画家さんたちの絵画の展示会。これも見応えがあるものでした。堪能しました。