新・エディンバラレポート26:未だ続く雪とコンサート連弾

再びエディンバラは雪の国です。
先週は、雪が降って、降って、一切融けないという恐ろしい天候でした。前回レポートでもお伝えしましたが、閉まっていたエディンバラ城、セント・アンドリュースデーの11月30日に、根性で開けたようです。本当に「根性で」と形容するしかなく、その日にエディンバラ城&ホリルードハウス宮殿に入った勇者たちの写真をフェイスブックで見てみると、
「良くこんな状態で、あんな階段が急な城を開放したもんだ」
と感心してしまいます。昨日・今日は比較的気候がマシだったんですが、それでも最高気温は0℃・・・今日などは、なんとか車道だけは車が通れる状態でしたが、非常歩道は相変わらず雪が殆ど融けていない状態。その中を、雪を踏み分け踏み分け、今週は図書館通いが続きました。交通機関の麻痺の所為で、年内最後のリサーチ・セミナーは中止。エディンバラグラスゴー間の鉄道すらストップしているため・・・なのだそうです(苦笑)。まぁ、空港まで閉鎖されている状態だったしなぁ。ちなみにエディンバラ空港だけが閉まっていたわけではなく、ロンドンのガトウィック空港まで閉鎖されたとのこと、私には驚愕するしかありません。ちなみにどんな光景だったか、といいますと、前回レポートの光景と殆ど同じですので、写真のアップロードは省略させていただきます。
そんな天候下で、一週間ほど体調をずっと崩していた状態だったのですが、そんな体調をおして(というほど大げさではなく、咳が止まらない状態なだけで)、先週は、金曜日(4日)・土曜日(5日)と二日連続で、エディンバラ大学構内、テヴィオットにあるレイド・コンサートホールで行われたコンサートを聴きに行ってまいりました。金曜日は、日本人留学生まるみさんが所属するWind Band、土曜日は同じく日本人のなおみさんが所属するBrass Bandのコンサートでした。金曜日の方は、根性で定時の夜7時半からやっていましたが、土曜日のブラス・バンドは雪のため、開始時間を4時に変更しての開催。ちなみに土曜日の演奏会、メンバーの中に、同じ古典系でバクトリアの古銭学を研究している院生サイモンがいるのを発見したので、ハーフ・タイムの時に挨拶して、脱兎のごとく逃げてレポートをやっていました。それにしても、柄にもなく文化的です(笑)。
さて、その他。金曜日は、4時から歴史・古典・考古系大学院のクリスマスパーティーでワインを呑みすぎ(笑)、昨日は夕刻から日本人留学生・しょうこさんのフラットにお邪魔して、フラットパーティーに加わってきました。こちらでは各国の留学生(特に女性!)がお国料理を持ち寄るというイヴェントで、物量と美味しさの両方に圧倒されました。私も、もっと研鑽を積みたいと思うのです。