新・エディンバラレポート40: Hellenistic Court Conference

遂に大台、「新・エディンバラレポート」40通目です。
先週は、何とも忙しい週となりました。水曜日に、当地での友人・さとこさんの誕生日パーティーがあり、・・・なんでこちらでの誕生日パーティーって、どれも主役が料理を作るんでしょうかね。今回も、彼女が作った料理にみんなで舌鼓を打つことに。私が持参したのは、先日渡し損ねたヴァレンタイン・チョコ。その翌日は、ひょんなことから、東京の某女子大学の、K西先生と一緒に食事をする機会に恵まれました。5年ほど前に一度お会いしただけだったので、流石に私のことは忘れておいででしたが、いずれにしてもこのようなところでお会いするとは、縁は異なものです。
さて、そして週末はまるごと潰れました。エディンバラ大学で私がお世話になっているアースキン教授・Dr.ロイドのお二人がホストとなって主催された学会、
Hellenistic Court Conference
に参加したのです。これに裏方として参加するなら参加費はタダになったのですが、こんなイヴェントに参加する機会は、日本ではまず望めません。そんなわけで、私は敢えて参加費£25を払いまして、通常学生として参加することとなりました。特に初日、特別講演としてこれだけは無料公開のエリック・グルーエンの講演を聴いた時には、興奮しました。何しろ学部生以来、どれだけ参考にさせてもらったか解らない超ビッグネームですから。日本では、これだけの分量のヘレニズム時代史に特化した講演を聴くことはまず期待できませんから、絶望的な私のリスニング能力を最大限度まで駆使しまくりまして、必死でメモをとりまくりました。そんなわけで、ウィークエンドは消え失せましたが、この上なく充実した週末3日間でした。その学会の会場で、半額を大幅に下回る額で売られていたThe Classical Press of Wales刊の本のうち、こちらの論文集を購入↓

Herakles And Hercules: Exploring A Graeco-Roman Divinity

Herakles And Hercules: Exploring A Graeco-Roman Divinity

また荷物が増えた・・・