カオサン初歩き〜バンコク初訪〜

※6月10日更新

本当に何回言われたことか、
孫子バンコク未だとか、ありえないわ・・・」と。
タイのバンコクは、私の知る限り、旅人たちが日本を出て、最初に群れ集う場所であります。理由などなくとも、少なくともアジア横断などの長旅であれば、最初期ないし旅の中盤で足を向ける場所であります。それが、どういうわけか、いまだに足を踏み入れたことがありませんでした。
長い間「いずれ、時が来れば」と思っていたのですが、ついにその日がやって来ました。私の「遅すぎた」?イマサラ感満載の、バンコクデビューです。今回のバンコク訪問は、エディンバラ時代の最初のフラットメートの一人、ルゥの結婚式に招待を受け、これに参加するためのものでした。結婚披露のパーティーは5月20日に行われ、別のフラットメート、イアンも参加してのパーティーは、実にうれしく楽しいひと時でした。
初めての場所ですから、観光もそれなりに楽しみました。とはいえ、タイは名君の誉れ高かったブミボン前国王が昨年に崩御し、現在は服喪期間です。あちらこちらで前国王の遺影が高く掲げられていました。T倉氏と合流して足を向けたメイクーロン市場も面白い場所ですが、感慨深かったのは、カオサン通りです。旅人のたまり場として名を馳せたこの場所に、ようやっと足を踏み入れることとなりました。酒盃を傾ける速度が早まる、遅すぎる初カオサン、もっと長く漂っていたいと思うひと時でした。