陽明文庫展@京都国立博物館

タダ券を入手したということもあって、京都国立博物館で開催中の、陽明文庫展に足を運びました。行ってみたところ、平常展示館は改築工事のために閉館中で、特別展示館のみの営業でした。
さて、特別展は今週が最終週なのですが、人出はたいしたことはなく、余裕を持って見て回れる程度のものでした。どうやら、平日だから・・・というわけではなく、展示品の種類によるもののようです。陽明文庫は近衛家の古記録・典籍を保管したところであります。今回の展示品も、『御堂関白記』など史料的価値が非常に高いものの、あまりにも玄人向けすぎるかな、というのが率直な感想です。とはいえ、こうして莫大な一時史料を目の前にすると、改めて日本で日本史を研究するということの強みを痛感します。かほどの分量の生の素材が、手を伸ばせばすぐそこにあるわけで、思わず彼我の差に思いを馳せてしまうのは、私の職業病なのでしょうか・・・