9年ぶりの報告−属州研究会にて−

昨年度1年間は、殆ど研究報告もない沈黙の1年でした。あえていえば「雌伏の年(度)」とでもなるかもしれませんが(苦笑)、今月初頭の金沢での研究会に引き続き、同じ月の間に、今度は同志社の属州研究会での報告となりました。
この研究会での報告は、博士課程に入った直後に発表を引き受けて以来のことですので、実に9年ぶりの報告となります。実は幾度となく打診を受けてはいたのですが、別の研究会での報告が重なったりするなど、時機を得ぬことが度重なりまして、ここまで期間が空いてしまった次第です。前の報告の時には研究会を主催されている中井先生が在外研究のため不在、会の創設者である浅香正先生に貴重な指摘を多くいただいたことを、いまさらながらに思い出します。その浅香先生は、先月、不帰の客となってしまわれました。このようなところですが、ご冥福をお祈りします。
さて、その9年前の報告では修論をまとめた報告でしたが、今回は今後の方向性を模索する、という位置づけのものでして、正直なところ完全にヨタヨタな報告になってしまいました。関連する資料も含め、貴重な指摘を多数いただいたのは、極めて有り難い話ですが、著しく落ち込んでしまいました。もっと、上手な発表をできる人になりたいなぁ・・・ということを、改めて痛感する次第です。