年の瀬:激変の1年を振り返って

海外にいない限り、餅つきのため実家に戻っているのが私です。この年の瀬も、実家からの更新となります。昨日は餅つき、本日は痛む腰をさすりつつ、愛知に住んでいる後輩O河内君と近況を報告しあう一日となりました。
この1年は、海外旅への復帰に始まって、非常勤講師への転身と、目まぐるしい変化の一年となりました。院生時代には、O本先生が「教壇の上に立つと、景色が全く変わる」と常々おっしゃるのを研究室で拝聴したものですが、それを痛感しました。身分が変わった関係で、ビザンツ史の大家である井上浩一先生のご指導を仰げるようになったのは、思いもかけぬ幸いでした。
変化を感じたのは、自身の身の上だけではありません。旅人としての私を育てた中国への二度の渡航では、彼の国が経験したこの20年弱の変化を痛感しました。百聞は一見に如かず、とは私の座右ですが、このことを様々な局面で確認した一年でした。
とまれ、激変の2016年、とりあえずは駆け抜けました。来年も、駆け抜けたいと思います。