昨年に引き続き、この春もヨーロッパに足を運びました。今回の目的は、昨年の旅では大雪とストライキのために散々な結果に終わった、エディンバラ訪問です。さて、どのような旅程を組もうか、と考えながらskyscannerを眺めていたところ、目に飛び込んだ最安値が上海経由のプラハ行でした。しかも最安値の航空券に6千円ほど上乗せすれば、西安に一泊できるのです。
「もう、これしかないな」
と思って券を購入した結果、19日間にわたる日程になってしまいました。ルートを書き出してみますと、
関空→上海(2月26日)→西安(2月27日)→プラハ(2月28日)→ベルリン(3月2日)→エディンバラ(3月5日)→ヨーク・ロンドン(3月8日)→バース(3月9日)→ウィーン(3月10日)→プラハ(3月12日)→上海(3月15日)→関空(3月16日)
移動に次ぐ移動、という感があります。
いろいろと感慨深いルートでした。
- 上海:西安に飛ぶときに使った虹橋は、1999年、最初の旅で発着点となった場所です。今では高速鉄道の発着ターミナルも兼ねている交通の要衝に変貌し、昔の面影はありません。
- 西安:15年ぶりです。旧市街中心部しか歩く時間的余裕はありませんでしたが、鐘楼・鼓楼付近もきれいに整備され、昔のようなごみごみした印象は、あまり受けませんでした。
- プラハ:エディンバラ時代の最初のフラットメイトのパヴェルを訪ねるついでに、この美しい街を堪能しました。チェコはユーロ使用国ではないのですが、プラハはコルナ以外にもユーロ支払いも可能ということで、このあたりは旧東欧随一の商工業国だな、と思いました。そしてパヴェルの息子のダウィドが可愛かった。パヴェルも、嫁さんのカトゥカも、もう一度日本に行きたいということですが、私のプラハ再訪が先かな・・・
- ベルリン:2000年滞在時に見ることができなかったブランデンブルク門を見学できたのは良かったのですが、ペルガモン博物館の中核部分の「大祭壇」を見学できなかったのは、非常に痛手です。あれを見ないと、現在の研究が締めくくれない・・・
- エディンバラ:指導教員アースキン先生との面会をはじめ、3日間の滞在で3度のセミナー出席&友人諸氏とのお茶で、予定表はすべて埋まりました。今回は、本当に楽しかった。といいますか、今回も、飛行機でフォース・ブリッジが視界に入ったあたりから泣き出しそうで、泣くのを堪えるのに必死でした。次は図書館にこもる日を一日くらい作ります。正直、3日どころか一週間あっても到底足りないのが、エディンバラという街です。
- バース:訪問するのは、初めてです。ローマの浴場遺跡と、旧市街の家屋建築の風情が非常に良い。
- ウィーン:なんと、まともに滞在するのは初めてでした。旧市街の建築と宮殿群、そして宮殿内の博物館のコレクションには、圧倒されました。心の中で、イスタンブールと思い比べながら見てまわりました。
そんなこんなで駆け回った、今回のヨーロッパ行の写真を一部、アップロードします↓