「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」鑑賞記録

やっと、嗚呼やっと、という感じであります。本来であれば昨年の7月23日(・・・あれ、誰かの誕生日・・・)に公開予定でありました。それが、新型肺炎SARS-CoV-2のために延期に次ぐ延期、そしてやっと今日、全国一斉公開です。もともとはガンダムの生みの親・富野由悠季氏の小説だった本作の劇場版制作情報は入手していましたが、身辺の-主にオンライン授業のー雑事にかまけて「あれ、そろそろ(公開)かな?」とインターネットを探っては

「また延期かよ!」

と叫ぶということを繰り返しておりました。それがやっと、やっと、ということで本日、ついに劇場で観られるわけです。

本日は公開初日ということもあってか、舞台挨拶の映像特典付きでした。これが、観客の居ない劇場に主役に声を当てた3人が舞台上に立つだけという、とても哀しい・・・しかし、とくに最年長の諏訪部順一さんが、渋くて格好良い声を弾ませて語るガンダムへの熱い思いに、ガンダムと共に育ってきた人間としては熱く共感しました。

挨拶の後で始まった本編を観て思ったのは、これは劇場版Zガンダム三部作を観たときにも思ったことですが、富野さん含め制作陣は、あのとき、こういうものをつくりたかったんだろうな、ということでした。巨大ロボットを、カクカクした質感を持ったままで動かすというのは、いかにも1980年代半ばというのは早すぎた、そういった意味で時代を先取りしていたのか、あるいは「ガンダム」という作品がアニメを鍛えていったのか、・・・そんなことを思いました。

最後に一言だけ。嗚呼、ガンダム

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