夏の「鬼の里」訪問記

9月18日更新

この夏も、福知山は雲原・大江山の鬼そば屋に足を運びました。今回も福知山か舞鶴に一泊することを検討したのですが、

「帰りは私の車に同乗しましょう」

という鬼そば屋の料理長・七姫の誘いに乗って、日帰りすることにしました。どうも中部方面に(・・・何のことはない、私の実家もその方角ですが)所用があるとのことで、同情させてもらうことになった次第です。

いつもであれば二条駅まで自転車で行くのですが、今回はバスで円町に出て、そこからJRで福知山に出ます。もっとも乗り継ぎの関係で、今回は途中の園部で1時間ほど待ちました。園部駅と市街地の間には丘が横たわり、その市街地には城跡があります。電車待ちの間に丘を越えて歩いたのですが、城は遠くに眺められたのみ。次はもう少し、時間を取って来ようと思いました。

f:id:rakuhokusonshi:20210830111217j:plain

園部城遠景

園部から福知山まで出たのは1時頃のことでした。以前であればこの時間に、福知山と天橋立をつなぐ丹海交通のバスがありました。ところがダイヤが変わりまして、45分ほど待たないとバスが出なくなってしまいました。それでは遅すぎる・・・ということで、丹後鉄道で下天津に出て、そこまで姫に出迎えてもらうことにしました。恐ろしく何もないところで吃驚しました。キオスクもないのです。下天津で姫と合流、鬼そば屋へ。今回は「献上鬼そば定食」をいただきました。どじょうの天ぷらというのが珍しかったもので、頼んでみた次第です。江戸時代頃まではよく食べられていたということですが、どじょうを食べるのは初めてかもしれません。面白い食感でした。

閉店後までゆっくりして、その後は姫の運転で京都まで乗せてもらいました。電車などと違って好き放題に話すことが出来るので、非常に楽しい道中でした。

f:id:rakuhokusonshi:20210830132918j:plain

下天津駅



f:id:rakuhokusonshi:20210830141308j:plain

献上鬼そば定食。どじょうを食べる機会は、なかなか無い。

f:id:rakuhokusonshi:20210830155052j:plain

ますます艶やかな店内。訊く必要も無いので訊いていませんが、たぶんこの衣装は七姫の手作りです。