年末恒例の古代史研究会が、今年は同志社大学で開催されました。例年なら京都大学での開催ですが、今年は担当の先生が在外研究中のため、同志社での開催となった次第です。今年は、私も報告してきました。とはいえ、通常の研究報告ではありません。それは、案内に記載された報告者および題目を見れば明らかになると思います。
研究報告 1:小山田真帆(京都大学)
研究報告 2:大谷哲(東海大学)
「対立の結果としてのフィランスロピア―カエサレアのエウセビオスの用語法-」
研究報告 3:小坂俊介(愛知教育大学)
「後期ローマ帝国におけるコンシストリウム」
研究報告 4:辻坂真也(同志社大学)
「初期メソポタミアにおける王の死-ウル第三王朝における王の死後儀礼-」
遺跡紹介:柴田広志(佛教大学)
「「秘境」サウジのナバテア岩窟墓群-マダ・イン・サリーフとサウジアラビアの最新旅行情報-」
すなわち、夏のサウジアラビア旅の際に訪問したナバテア王国の遺跡マダーイン・サリーフについて話すという、・・・私らしいといえば私らしい報告になった次第です。まぁ、一人だけ題目が可笑しなことになっていますが。
もっとも、実は直前まで冷や汗をかいていました。前日から突然の腹痛に見舞われ、うんうんうなりながら近くのドラッグストアに駆け込み、飲んだ薬が効いたおかげでなんとか無事に報告できたという次第です。声は、我ながら情けないほどにかすれていましたが(涙)。また、内容が内容だけに、提出したレジュメよりもパワーポイントが主という報告になりました。
恐ろしかったのは、
「絶対に君の報告は聞かないと!と思って来た」
というコメントが意外に多かったことです。気軽に聞いてもらえたおかげか、反応はそんなに悪くなかったと思います。
ともあれ、これで気分良く年越しができそうです。