日蝕だったらしいですね。衣笠の某大学で授業を受けていた上に、どんよりどよどよな曇り空だったので、サッパリ解りませんでしたが。ちなみに「触」というと、反射的に『ベルセルク』を連想してしまうのです愚僧。最近ろくすっぽ読んでいませんが、そろそろ読み直してみるかなぁ。あれも『鋼の錬金術師』と同じで、読んだら重ーい気分になっちゃいそうですが。
さて、今日は思案投げ首した挙げ句に、ようやっとこの本を購入。
- 作者: 臼杵陽
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/04/21
- メディア: 新書
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この問題にやや関連するのですが、最近になってから、私の「イスラームへのこだわり」の背景を問われたことがあります。それについてですが、まずヘレニズム時代やローマ時代を専門とする人間にとっては、ユダヤの問題は不可避であり、そうすると現在パレスティナで展開されているユダヤ対イスラームの構図についても知識を持たざるを得ない、ということが一点。次に、これまでイスラームについて発言することを求められ続けてきたことが一点。まあこれは、私が中東史を志向する傾向を持っていること、そしてフィールドとしている地域が中東である、ということに由来するようですが・・・そして最後に、もはや逃れることが出来ないほどにイスラームとの接触を続けてきたから、ということがあるでしょうね。1999年の段階ではさほど認識できませんでしたが、2000年の「シルクロード横断」の時には、半年近くイスラーム圏内にいたということもありますので。