卒論中間報告

例年、学部生の卒業論文中間報告には(外国史限定ですが)、出来る限り足を運んで聴くようにしています。入学以来幾星霜、今まで聴かなかったのは、日本にいなかった同期生たちの報告だけであったりします。
例年より早い、9時からの報告。二人ほど回避した人間はいたものの、おおむね無事に済んだのではないかと思います。個人的に一番のヒットは、19世紀エジプト出身のユダヤ人知識人をネタにしたF上君の報告が、一番クリティカル・ヒット。但し彼、一週間前の学部ゼミのときには逆転満塁ホームランくらい爽快な報告をやってくれたので、少しばかりトーンを柔軟なものに落とした様子で、ちょっとそれが残念。そうでもしないと、私くらいしかついて行けない、という彼の理屈は道理なのですが。私もそれを考えて、些かならず手控えたところもありますし。暴走したら凄いのよ、俺。
そして夜は、何故か、渡英直前に体重計を貸してくれた、後輩M永さんのお宅にお邪魔して、一献傾けておりました。あれやこれやと思うところを話しながら。何だか変な取り合わせですな、はい。