新・エディンバラレポート38:餅つきとお別れパーティー

エディンバラでの第2セメスター、遂に折り返しの5週目です。今週は、風邪ひきさんが増えてきましたが、私も若干体調を崩し気味です。
その体調を養生する余裕がなかったのは、端的に言えば、週の後半に目白押しだった諸々のイヴェントのおかげであったりします。そのうちでも一番のヤマ場は、金曜日にあったインターナショナル・スチューデント・センター主催の「インターナショナル・イヴニング」でした。このイヴェントに於いて、私が籍を置く日本語合唱団は、なんと餅をつくことになってしまいました。最初、そのプランが持ち上がった時に私が思ったのは、
『確かに実現したら印象度は凄いあるけど、道具とかどうするのかなぁ』
と思っていたのですが、なんと日本総領事館から臼と杵を借りることに成功してしまいまして一気に話が現実味を帯びたところで、経験者が事実上、私一人という事態が判明、
「え、ちょっと待って米を蒸す器具とかどうするの?」
とうろたえるうろたえる。準備の一環でバケツをぶら下げながら大学構内を歩いているところを上級講師のDr.ロイドに見つかり、
「楽しんできなよ!」
・・・いやぁDr.ロイドはご存知ない、私にとって餅つきは毎年12月30日にやる、家内行事の一環なのです。そういうわけで、私は木曜日の夜からずっと、餅のことばかり考えているという、毎年の年末と同じ状況に陥ってしまいました。
結局、軽く崩れた体調をいたわる暇もあらばこそ、餅米を三升分洗って水に漬け、バケツに水を満たして杵を水に一晩漬ける、といった感じ。そして餅米は、・・・私は餅米は蒸すしか知らないのですが、どうもネットに拠れば、炊くという方法もあるらしい。で、ネットで発見したのが下記の方法↓

  1. 餅米を洗う
  2. 1合あたり水150ccにつける(おこわを炊く時と同じ配合)
  3. そのまま一晩おく。
  4. 翌朝には殆ど水を吸った状態だが、そのまま炊く。

・・・この手順を一人でやったわけですが、実に孤独で悲哀でした。翌朝、この光景を見たフラットメイトは愕然としたことと思います。そして事前の準備は結局私のフラットでやったわけですが、イヴェントでは餅つきだけではなくて歌の合唱もやったのです。私、歌はオミットしたかったんですが・・・まぁこれも、今年の餅つきを逃げた(というより、行けるわけがなかった)ことの報いでございましょうか。
そして翌日は、合唱団の一人、マレーシア人ファルハンが一時帰国(といっても戻ってくるのは半年後だからえらい長いな)するので、彼のフラットでのフェアウェル・パーティーに行ってきました。マレーシア系の料理というのはあまり縁がないのですが、凄く美味しかったです。

これは、前の日曜日、イラン・フェスティヴァル最終日のイラン・バンドのコンサート。

これは餅つきをやっている様子。


こちら二枚は、ファルハンのフェアウェル・パーティーの様子。

最後、こちらは日韓留学生の親善サッカーの試合、その名も「キムチvsダイズ」。負けたら罰ゲームでキムチをたらふく食わせてくれるという企画だったみたいですが(日本側にとっては負けた方が美味しいのは何故)、どうなったんでしょう。