秋の古本祭り

12月31日更新

独断と偏見で選ぶ、京都の春・夏・秋の風物詩は古本祭りです。春はみやこメッセ、夏は下鴨神社糺の森、そして秋は百万遍知恩寺で行われる恒例の催事ですが、このうち春と夏は、新型肺炎Covid-19のために中止となりました。この場で古本を買い漁って書棚を圧迫するというのが通例の身としては、まさに甚だ遺憾な状況が続いておりました。

しかしこの秋については、古本祭りが開催されました。11月3日までの5日間の会期中、4日ほど足を運んで古本を買い集めました。春と秋に催しが無かった分、どの本屋も本の品揃えが豊富だったように思います。また、この会では知人の研究者も何人か来ておられ、久しぶりに挨拶する機会とも成りました。諸々、非常に充実した秋の催事でした。