大文字山登り

年は改まりましたが、非常勤先の授業日程がすべて終わったという以外には、特段の事柄もありません。一応、1月中の原稿の締め切り日は守って投稿という表立たない仕事はありましたが、目につくことでもありません。後期に入って一カ所だけ対面授業になったところは最終授業日に対面での試験をやりましたが、他のところはオンラインでの授業が継続、テストがあってもオンラインという具合ですから採点に苦慮するところです。

さて、そうはいっても自宅でひたすらに採点というのでは、気分が暗くなってしまいます。ここ数日、外は暖かいのに自宅内は日が差さず、という具合な日が続いています。

「これはまずい」

というので、今日は先日中古で購入したコンパクトデジカメのテストも兼ねて、銀閣寺まで散歩に行くことにしました。非常事態宣言とやらで閑散としている銀閣寺道をずんずん上がっていき、門前で引き返すのが当初予定でした・・・が、どうしたわけか身体は迷うことなく銀閣寺の脇に入り、大文字山の登山道を進んでいきます。昨年10月末の六甲山半縦走以来、久しぶりにワラーチを履いたがために、身体が山に登る態勢になってしまったようです。

銀閣寺道は閑散としていましたが、登山道を行き交う人は、どうしたわけか多いのが面白いところでした。家族で連れ立ってきている人も多く、就学前のお子さんなんかを見かけると、思わず「気をつけて」と声を掛けてしまったり。そんなご家族連れの中に、研究仲間でもあり旅仲間でもある某氏(一応、伏せ字)がいたのはご愛敬というものでしょう。こんなところで研究会の話をするとは思いませんでした。

思えば4年前は、この東山から京都をぐるっと囲む山道で鍛えていただき、六甲山全山縦走の準備をしたものです。「気の緩み」という濫用される割に意味不明なお題目はさておいて、寒さの緩みにあわせて、そろそろ山登りと長期の徒歩に耐えるべく身体を作っていこうと思った一日でした。

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上から順番に、①京大人文科学研究所②閑散とした銀閣寺道③大文字山頂上付近④山頂付近からの下り道