大阪府高齢者大学校「世界史を楽しく学ぶ科」講義録

5月28日更新

大阪府高齢者大学校(略称コーダイ)での講義、担当の2回分をなんとか終えてきました。今年は

「世界史を楽しく学ぶ科」

と、少々名前を変えての講座です。

本年度は、講座のディレクターさんから

「担当する時代の人物を取り上げ、人物を通して時代を掘り下げる」

というテーマを与えられました。担当2回で取り上げた人物は、以下の通りです。

前半(4月27日/諸地域の形成②ギリシア/ヘレニズム):

後半(5月11日/諸地域の形成③地中海世界):

当初はポリュビオスではなくハンニバルを取り上げる予定だったんですが、ポリュビオスに差し替えました、私の専門分野だから、という第一の理由に加えて、彼を取り上げるとヘレニズム・ローマ共和政・カルタゴ全てを対象とすることができるという利点もあり、変更した次第であります。しかし、・・・最後は、今回も絶賛・駆け足になってしまいました。

また、毎度のご意見として
「カタカナが多くて頭に入らない・・・」
といわれてしまい、このあたりは如何すべきか。この課題はまったく解決の目処が付かず、己の無力を恥じるばかりです。

森ノ宮での講義の後は、今城塚古代歴史館を訪れました。これは、同館での企画展
「淀川の考古学」
に、先月の天理での散策で知り合った、さる御仁が採集した考古遺物が展示されていると聞き、見学してきた次第です。興味津々で見学してきました。今城塚も初めての訪問でした。かなり見ごたえがあるところで、次はもう少しゆっくり歩きたいところです。