下鴨劇場旗揚げ20周年記念の宴

2月24日更新

大学時代の所属サークルである演劇実験場下鴨劇場は、私が入学した年に旗揚げした学生劇団です。京都で私が過ごしてきた年月、・・・まぁ何度か離れておりますが、その間ずっと、このサークルは先輩から後輩へと受け継がれてきたことになります。
私が海外にいるときに、このサークルで出来た友人たちには転機が訪れることが多いように思います。カイロから声を吹き込んだメッセージを送った2000年、あるいはエディンバラから友人へのお祝いのメールを送った2011年。そして、どういうワケか服装に必ず指定が入る結婚式、など。
10年ほど前、旗揚げ十周年の時にはグランヴィアで記念パーティーを行いましたが、今回は押さえられる会場が少なかったらしく、会場は三条木屋町の「さざんか亭」となりました。一期生から現役生に至るまで、勢揃いする光景はまさに壮観です。同期の子供の相手に興じたり、後輩の子供の馬になって会場の隅からすみへと走り回りながら、歳を取るとはこういうことなのだなぁ・・・と、感慨に浸るひとときでした。
この嬉しい宴の前には、広沢池のそばに立つ、佛教大学の宗教文化ミュージアムへ。冬期の企画展「佛大逍遥?―竹田聴洲―」の関連シンポジウムとして、佛教大学で教鞭をとった民俗学者竹田聴洲の学問と為人を語るシンポジウムを、少しだけ聞いてきました。竹田教授の教え子である八木透先生の基調講演と、最後の方の報告を聞くことができなかったのは遺憾でしたが、非常に興味深いシンポジウムでした。