蔵前仁一 インドトーク「インド先住民アートの村へ」

8月5日アップロード

旅行人編集長・蔵前仁一さんの名前を知らない人は、旅人としてはモグリではないか。そんな旅人としての私の意見に首肯しない旅人は、たぶん私の周囲にはいないでしょう(「旅人人口そのものが少ない」という指摘は、差し当たり、聞かないことにします)。
その蔵前編集長が、珍しく京都にトークショーに来るというので、慌てて予約をしたのが5月。忘れないようにきちんと手帳に日付を書いて、そしていよいよ当日、会場の京都テルサに向かいました。長年、京都駅の南側でバイトをしてきた私ですが、こんな場所には行ったこともありません。それでも、京都駅から南をさして歩き、九条通りで西に折れてしばらく歩くと遠目に見える巨大な建物に、流石に迷うことはありませんでした。今回のトークショーは、関西旅行人の会でも世話人役をされている、池彼方さんのご尽力によるものということです。池さん、ありがとうございます。
さて、本日のお話のテーマは、タイトルを見ればわかるとおりでインドの先住民の、絵のお話です。先住民とされる人たちは、インドのカースト制度の外部の集団で、インド憲法では「指定部族」とされているのだとか。その数は5000万人におよぶとのことで、これより少ない人口の国なんて、いくらでもありますね。そういった各部族の絵が脚光を浴びているということで、その絵は部族ごとに分類されているというお話です。絵の良しあしは正直なところ、よく解らないのですが、絵を見に行くということにも相当の労力を必要とするということ、そしてその労を厭わない蔵前編集長は、流石旅人というべきでしょうか。
この後は京都駅南側の店で懇親会、さほど広くない店の2階を借り切って、大いに盛り上がりました。私は、あこがれの旅人のサインをもらうことができて、これまた大満足でした。

テキトーだって旅に出られる! (わたしの旅ブックス)

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蔵前編集長の最新刊です。「旅」を前にして肩肘の力が張りすぎている人たちの余計な力を抜いてくれる、そんな本です。