蕎麦と「鉄」分補給と~雲原&加悦町SL広場訪問記~

本来の予定では春の「鬼そば屋訪問」は3月末となるはずなのですが、今回は思いもよらない訪欧取りやめのため、この時期に前倒しとなりました。まぁ、夏に悪天候で訪問できなかった(園部まで行って、鉄道不通のため引き返し)こともありますし、その分、時期が早まったということにしましょう。

友人・七姫が料理長兼共同営業者となっているこのお店は、福知山駅からバスで40分ほど山の中に入ったところにあります。京都市内から福知山までも遠いのですが、それ以前に、私の住んでいるのは下鴨神社にほど近いところですから、起点となる二条駅まで行くのもまた遠い。そんなこんなで、鬼そば屋への訪問は、たっぷり一日仕事となってしまいます。

ただ、3月初旬に訪問するのを控えてきたのは、時間がかかるためではありません。山奥にあるため、ことによると雪が残っている可能性があるのです。ところが今年は、Facebook等で見る限り、雪が残っている雰囲気がないのです。

「よし、行くか」

と意を決して、JR二条駅を10時過ぎに出る電車に乗って、まずは福知山駅を目指しました。うとうとしながら車窓の外を眺めると、やはり道中、雪は見当たらず。福知山駅について、バスの時間まで1時間ほど。この間を利用して、福知山城を見学。中には入りませんでした。今回は「光秀ミュージアム」なんて期間限定の博物館を併設しております。

さて、1時過ぎの丹海バスに乗ること40分ほど、鬼そば屋最寄りの「仏谷」バス停で下車。未だ春に入ったばかりの時期だというのに、3枚重ねて着ている状態で汗ばむほどの陽気です。路肩に雪が残っているはずもなし。平日というのに、そこそこにお客さんもいました。

 お店の営業は、3時くらいでお仕舞です。いつもなら七姫の自宅に押し掛けるところなのですが、今日は彼の運転する車に乗り、トンネルを越えて加悦町へ。そういえば、このトンネルをくぐるのは、今回が初めてです。加悦町には何があるのかというと、

加悦SL広場

という、素敵な場所があります。これを、鉄道にも詳しい七姫の解説を聞きながら、見学して回るのです。詳しい人の解説を聞いていると、ただ見ているだけでも楽しいSLが、もっとイキイキとして見えてきます。残念ながら、今月末でこの広場は閉鎖されると聞いています。小さいながらも見ごたえのあるSL広場、閉鎖される前に多くの人に足を運んでもらいたいなぁ、と切に願います。

その後は、加悦鉄道の旧線路と旧加悦駅跡を探すという、楽しいことをやった、いろいろ満足な雲原訪問でありました。

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店内展「撮って埼玉」開催中でした。

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なんとびっくり「白い蕎麦」です。試作品を試食させてくれました。


 

 

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通常メニューの一品。こちらももちろん美味しい。

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車内に入れるのがうれしい。これはラッセル車

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駅舎とSL

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まさに壮観

 

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おもえば、保育園のころは「でんしゃのうんてんしゅ」が将来の夢だったようです。