「高御座」見学記

8月13日更新

「高御座」というのは、天皇即位式において用いられる玉座のことです(宮内庁ウェブサイトより)。私は今上天皇の御即位式当日は、通常通りに授業準備などをしていたためにテレビを見る余裕もなく、自宅近くのお店の店頭のモニターで一部を拝見しただけでした。その間の陛下はずっと起立されたので椅子の存在には気が付きませんでしたが、インターネットに掲載されている写真などを見ると、確かに椅子があります。

この高御座が京都御所で見学できるというので、授業の合間を縫って、御所まで足を運んできました。平日の昼間にこんなことができるのは、自宅が御所に比較的近いことに加えて、オンライン授業のあだ花というところでしょうか。先月も御所に足を運んでおりますし、今月は誘われて仙洞・大宮御所も訪れております。足が遠のいた時期が続いておりましたが、今やすっかり御所参観の常連客であります。

さて、高御座は御所の紫宸殿に安置されておりまして、近くまで寄って見ることができました。先月の参観時は紫宸殿を遠くから見ることしかできませんでしたので、これも僥倖でした。とはいえ、下から仰ぎ見る格好になってしまいますので、高御座の構造をよく見ることができたと言えないのは、いささか残念です。しかしながら、先月訪れた時より、紫宸殿の内部は良く見えました。

f:id:rakuhokusonshi:20200722104139j:plain

f:id:rakuhokusonshi:20200722104527j:plain

f:id:rakuhokusonshi:20200722104548j:plain

塀をめぐらした向こうに紫宸殿があって、その中に高御座。あまりよく見えませんが。

f:id:rakuhokusonshi:20200722105352j:plain

こちらは即位式に関連した、人形を用いての展示。